どうも皆さんこんにちは。声優のA&Oです。
今回の記事は
に焦点を当てた記事です。
基本的に声優は声を使う仕事なので、タバコは吸ってはダメ、と一般的には言われていると思います。
しかし、喫煙者側からすると、そんなことは百も承知。百も承知だけども、辞めることができないのがタバコというものなんです。
『私も喫煙者』だったのでわかります。アレはもはや病気です←
そんな、一度習慣化したら辞めることが難しくなる『タバコ』ですが
実際に声優を目指している過程、養成所や専門在学中、そしてプロの現場に行った際に、タバコを吸っているとどうなるのか。
どんなデメリットがあり、逆にいいことはあるのか?
など、私の実体験を絡めて書かせていただきます。
声優を目指しているけど、現在喫煙者で不安に思っている方は、是非参考にしてみてください。
声優特有の、タバコを吸った際のデメリット
基本的には、タバコを吸っているとデメリットのほうが多いです。
下に挙げる項目で、一番上から順に声優としての深刻度が高くなっています。
- 喉にタンが絡まる
- 掠れた声になりやすい
- 肺活量の低下
- 匂い
- 時間の無駄
とまあこんな感じですね。
喉にタンが絡まる
これが一番きつかったです。
特に加熱式タバコではなく、火付タバコを吸っている時は、常にコレに悩まされていました。
なんか、突然謎の喉のつまりに襲われるので、自分が声を発する前は一度咳払いをし、喉の異物を取り払ってから喋りだす、というめんどくさい工程を踏む必要があったので、とにかくめんどくさかったです。
特に一番きつかったのは、朗読や歌、の発表があった際に、本番と同様にやらなければいけないため、咳払いとかできないんですよ。
プロの人が舞台上で、急に咳するのとか殆ど無いですよね?
なので、痰が詰まって謎のガラガラ声になっても、無理やりやり続けなければいけませんでした。
私はコレがきつかったので、途中から火付タバコを辞め、加熱式タバコ(iQOS、グロー、プルームテック)に移行しました。
(コレが実際のアフレコブースで収録の時だったらお話になりませんよね?声優としての死活問題でした)
掠れた声になりやすい
これは人によっては一長一短なんですが
透明感のある声が売りの人は、タバコを吸うと掠れがちになってしまうので、持ち味が消えます。
対して、ハスキー目な声や、もとからガサガサしている声が売りな人は、タバコを吸うと逆によくなる場合もあります。
声優の浪川大輔さんが、かつて干されている間に、酒と煙草で声をあえてガサガサにした話は有名ですよね。(笑)
なので、女性だったら高くて透明感のある声、男性だったら少年のような声、を持ち味にしている人は、普通にタバコは辞めたほうが良いです。
私の声は少し低めの、もとから掠れがちの声だったので、他の人と差をつけるためには逆に良かった時もありました。
肺活量の低下
養成所によっては激しく運動をしたり、ダンスをするところがあります。
「ここはダンサー育成所か・・・?」ってくらい厳しい養成所も存在しているので、体力や肺活量は非常に大切になってきます。
ただし、タバコで肺活量が明らかに落ちるまで吸っている人は、既にかなり手遅れ(病気)である可能性が高いので、即刻辞めて医者に行ったほうが良いです。
普通の20代でしたら、タバコ吸っていようがいまいが、体力をつけるために運動をしっかりとしていれば問題ありません。
匂い
言われるまでもないと思いますが、タバコは臭いです。←
私も臭い臭いと思ってはいましたが、タバコを辞めてから改めて
「こんなに臭かったんかい!!」
と驚愕しました。
近づいたら余裕で、この人がタバコを吸っているかわかってしまうので、タバコのニオイによる印象を下げたくない方は吸わないようにしましょう。
基本的に女性や、女性講師からウケは悪いです。(笑)
「養成所生の分際で、まだプロにもなっていないのにタバコなんて吸うな」
と怒られたもんです・・・。←
時間の無駄
近年の情勢的に、喫煙者は肩身が狭くなってきました。
更に吸える場所も少なくなってきたため、喫煙所を探すのにも一苦労です。
タバコ一本吸う時間が5分 + 吸える場所を探す時間 = 結構な時間
と、こんな感じでかなり時間の無駄ですよね。
まあそんなことわかってるけどもやめられないのがタバコなんですよ・・・。
声優志望者の時間のなさについては、こちらの記事でも詳しく触れています↓
タバコを吸っていて良かったこと
タバコを吸っていて良いことなんて存在しない
これが普通の考えなんですが、声優も例にもれず、タバコ吸って良いことなんてないです。
しかし、強いて言うのであれば、私の経験上何個かあります。
※この意見はタバコを吸うことを助長するものではなく、1つの体験談としてお聞きください
- タバコを吸っている同期と、仲良くなれる
- 喫煙所で出会う先輩や、職員、講師の方と仲良くなりやすい
なんとかひねり出して、これくらいです。
本当にこれくらいしかありません。
私の知り合いの1人は、喫煙所トークで仲良くなるためだけに、加熱式タバコを仕込んでるやつもいました。(笑)
40代以降の業界の方たちは喫煙者が結構まだ残っているので、タバコトークに花を咲かせて親交を深められる可能性は、確かにあります。
ですが、そんなものがなくても、コミュニケーションを取れるようにならないといけないのが声優なので、結局タバコ吸っても良いことなんてありません。
逆に最近だと、タバコを辞めた業界関係者の方も増えてきているので、「禁煙しましたトーク」で盛り上がる頻度のほうが、私は多いです。(笑)
私の鉄板トークは
- タバコの銘柄、なにを吸っていたか
- 加熱式タバコに移行したか
- いつ頃辞めたか
- 辞めた時の苦労
- どれくらいで辞めれたか
- イエーイ
こんな感じで盛り上がれるので、最近は禁煙したほうが盛り上がれる確率が上がっています。
タバコの辞め方(筆者の方法)
これはもう禁煙外来に行くか、ググってください。←
って感じなんですが、あくまで私が禁煙した方法をここでお伝えします。
- きっかけを作る(引っ越し、年明け、彼氏彼女)
- タバコ関係のものは全部捨てる(タバコ、ライター)
- そもそも買わない(コンビニに行かない)
- ミンティア、フリスク、ガムでとにかく紛らわす
- ニコチン、タール0の蒸気だけの電子タバコを吸う(フレーバーミストスティック《C-tec Duo》など)
もうこれだけです。
吸いたくなっても、吸わない、という意思を貫くことが大切になります。
それでもどうしても吸ってしまう人は、完全に依存症なので病院に行くか
こういうものを使って、少しずつ脱却してみてください。
ただし、最後は結局自分の「タバコを辞めるんだ!!」という強い意志がないと無理です。
まとめ
今回の記事を最後にまとめると
声優を目指す上でタバコは、身体的にも、人間関係的にも吸わない方が良い
ということになりました。
私の体感ですが、私が養成所に初めて入った時から今になるまでで、かなり多くの人がタバコを辞めています。
なので
「タバコを吸っていることでタバコミュニケーションができる」
という時代はとうに過ぎ去り
「禁煙したほうが、禁煙トークで盛り上がれる」
という時代に、完全にシフトしてきました。
お金もかかるし、時間も取られるし、嫌われるし、体にも悪いので、タバコはさっさと辞めたほうが懸命です。
「そんなことはわかっているけどやめられない」
という気持ちは私もめちゃくちゃ分かるので、まずは少しだけ禁煙を試してみるということから始めてみてはいかがでしょうか。
禁煙しようとすらしない人より、少しだけ前に進むことができるでしょう。
こんな感じでこのブログでは
【声優を目指す全ての人】
へ向けて情報を発信しています。
是非他の記事も見ていただけると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。